好きな飲み物は水です。

もう仕事は探していないんだけどさ。

狂うことは生きること

 狂ったようにサッカーの試合を見るようになって、もう10年くらいになる。僕はサッカー好き? いや、サッカー狂いと云うのが正しいかもしれない。最近は少しチェックする試合数が減っているが、以前はスカパーで放送される試合を当たり前のように全試合チェックしていた。年間で500試合くらいだろうか。テレビの電源がONになっているときは、常にサッカーの試合が映し出されているような具合だ。
 そんなサッカー狂い、サッカーをやっていたと思われることが多いのだが、少年時代に熱中したスポーツはバスケットボール。当時はバスケ狂いであった。小学校4年生のときにミニバス(ミニバスケットボール)チームに入り、高校に入学するまでの6年間はバスケ中心の生活を送っていた。当時、我が家のスカパーで契約していたのは現在契約している欧州サッカーパックではなく、NBAリーグパス。NBAの試合をビデオテープに録画し、何度も見る。家で見た超一流のプレーをイメージしながら、体育館で練習に励む。そんな毎日だった。
 そんな少年時代のことを思い返すと、NBA狂いの少し前はお笑い狂いであった。NHKで放送されていた『爆笑オンエアバトル』というネタ見せ番組を毎週欠かさず録画しては、何度も繰り返して見る。特に好きなお笑い芸人のネタなんて両手で数えられないくらいに延々と見続けた。さらには地上波のお笑い番組では飽きたらず、これまたスカパーでよしもとファンダンゴTV(うろ覚え)という吉本興業のチャンネルで、ネタ見せをするお笑い芸人を追いかけ笑い続けていた。
 こう振り返ると、常に狂っているのが僕だ。好きなものには狂ったように情熱を注ぐ。オタクというヤツだ。よく好きなものの話をすると、<広く浅く>または<狭く深く>という2パターンに自分を分類する人がいる。僕は当時から<広く深く>そして<狭いとこは限りなく深く>という感じであった。そのオタク気質は今でも変わらない。長くサッカー狂いであるが、その間も配信狂い、MAG狂いというように並行して違うものにも情熱を注いだ。そのおかげもあって、これまで生きてきて「暇だなぁ」と思ったことがほとんど記憶にない。僕の視線の先には常にその時追いかけている <なにか>が存在している。つい2日前も、奇跡的な幕切れをした試合を見て早朝にもかかわらず狂喜乱舞した。これだからサッカー狂いはまだまだ醒めそうにない。

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