好きな飲み物は水です。

もう仕事は探していないんだけどさ。

2015.09.28のこと

久しぶりにダラダラと文字を書きたくなったので、ブログらしく日記のように今日のことについて書いてみることにした。まぁ実際には書いてないし、キーボード叩いてるだけなんだけど。

今日は月曜日だけど、仕事は休み。特に予定もない休日はケツメイシの「1日」がテーマソングになる。

何しよう?とかはなしにしよう 今日はダラダラただ馬鹿な日にしよう

仕事は休み 辛いことは明日に こなすし 過ごす今日はただ楽に
時計の針すら気にしない そんなもんは俺に何も意味しない
外は晴々 俺の為かね ぶらり散歩も行き先あてはねぇ
から帰ったら即寝 起きたら夜で 朝まで飲んで 仕事も飛んでも
別にめげずに 自分責めずに 過ごす休日すごく充実
ナマケモノ たわけ者 俺にとっちゃ全部 褒め言葉なの
何もしない日 わりと意外に大事 脱力こそ活力になる

閑話休題。今日は11時から歯医者の予約を入れていたので、10分前くらいに家を出て自転車に乗る。普段は通勤時の駅までの往復も歩きなので、自転車に乗ることはほとんどない。休日に近所の図書館に行くとき、TSUTAYAに行くとき、吉祥寺にぷらっと行くとき、近所のスーパーに行くときくらい。低家賃の我がアパートにはしっかりとした自転車置場というものもない。まぁなんか家の前にあるスペースが「仮・自転車置き場」といった様相になっているので、そこに自転車を駐めている。もちろん屋根はない。屋根がないといえばフロレス湾……ということになるのだが、我が家の前に機銃掃射が撃ち込まれる心配はない。「~ない。」という文が続くが気にせずいこう。屋根なしの自転車置場には爆撃はなくとも、雨が降る。我が自転車は雨ざらしということになる。amazarashi。なので、我が自転車はすごく錆が目立つ仕上がりだ。

そんな自転車に乗ると、違和感。「……あれ?空気ない?」、つい何日か前に自転車に乗った時、タイヤの空気が抜けつつある感じだったので、近くの自転車屋で空気を入れてもらったばかりだったのに。とりあえず歯医者の予約まで時間もないので、自転車は自転車屋にパンク修理をお願いして、歯医者までRUN。どうにか11時の1分前に歯医者に到着した。俺のほかにはもう一人、患者さんが。その人が11時になった瞬間に名前を呼ばれて、室内へ。俺は10分経たないくらいに呼ばれて治療するお部屋へ。これってどうなの?あと5分くらい早く着いてたら、11時ぴったりに呼ばれて治療を始めてくれるのだろうか。11時10分くらいに呼ばれるなら、1週間前に11時に予約した意味とは?って思ったりする。患者が多くて見るからに混んでるとかなら分かるんだけど。それでも、15万くらい稼げるはずだった治療を保険内の安い治療にしてもらってるから、不満を感じるのも申し訳ないな、とのみ込んだのだった。そして、治療中にのみ込んだ唾液は変な味がしたのだった。今回は型を取っただけっていうのもあったけど、数百円の治療費。まぁこんな金額で治療してもらってて不満なんか、ましてや文句なんて言えないわな。

 

歯医者のあとは銀行へ。月曜昼の三井住友銀行はATMに行列ができていた。出勤前にたまに使うんだけど、こんなに並んでいるのは初めて見た。月末近し、ってのが影響しているのだろうか。特に銀行でのエピソードはないので、次。修理してもらった自転車を回収して一旦帰宅した。たまっていた洗濯物を一掃。今日は気持ちの良い晴天だった。洗濯機を回して、再び自転車に乗って図書館へ。予約していた本を受け取りに行く。予定のない休日には図書館へ行くのが定番になっている。仕事前には行けないし、仕事後にはもう閉まってるし。予約した本が貸出可能になると、メールが届くシステムになっていて、一週間は図書館に取り置きしていてくれる。それでも忙しかったり、休日に予定が入っていたりで、一週間以内に図書館に行けず、キャンセル→再予約というパターンもしばしば。そんなわけで、予定のない休日には本を返しに行ったり、予約した本を取りに行くのがお決まりになっているのだ。今回は辻村深月の『スロウハイツの神様・上』を借りてきた。いま読んでいるのは朝井リョウの『星やどりの声』。

図書館のあとはマクドナルドに行った。高校生や大学生の頃はよく行ったもんだけど、最近はほぼ行かない。それでも、たまにあの塩っ気たっぷりのポテトが食べたくなる時がある。なんかジャンキーなものが食べたい気分だったのかもしれない。フィレオフィッシュセットとチキンナゲットをお持ち帰り。昼のマクドナルドにはお爺が多く、若者の集まるお店というイメージとは程遠い客層だった。場所柄もあるのかもしれない。

家に帰って、食べて、洗濯物を干して、先日放送されたドラマ版「あの花」を見た。やっぱり2時間ドラマに収めた結果、時間の積み重ねが足りずに駆け足感というのは否めなかったのだけど、印象は悪くない。じんたん役の村上虹郎くんはじんたんにしか見えなかった。それにしてもUAに似ている。とはいえ、じんたんのお父さん役を小日向文世にしたのは名采配としか言いようがない。クオリティ低いなとか思いつつも、やっぱり最後のほうは涙が出てきてしまうのは、涙もろくなってしまったと感じざるを得ない。感想は「あなるがあんなにかわいかったら最初からあなるを好きになってしまう」ということにしておこう。

その後は、最近ためていたバラエティ番組(ざっくりハイタッチ、ゴッドタン、A-Studio)を消化していると窓の外は暗くなっていた。それでは、ごはんにしよう、ということで近所のラーメン屋へ。このあたりに住んで、もう6年、7年?くらい経つが、ちょくちょくこのラーメン屋にはお世話になっている。それでも、一度もここのラーメンを美味しいと思ったことはなかったりする。今日も「お惣菜定食」という定食を頼んだ。ラーメン屋に来てラーメンを食べない男だった。

晩ごはんを食べたあとは、ファミリーマートでアイスを買って帰った。郵便受けを覗くと、Twitterで話題になっていた東京都から配布される「東京防災ブック」の一式が届いていた。黄色いやつ。やっと届いたかーとか思いながら、部屋のドアを開けて、冷凍庫に「東京防災ブック」の一式を入れた。違う違うそうじゃない。俺が入れたかったのはアイスなんだ。非常事態の備えについてびっちり書いてあると思うが、まさかコイツも自分が冷凍庫に入れられるケースまでは想定できてなかっただろう。

 

ちなみに、「ドルチェTime 甘酸っぱい恋のストロベリー」っていうアイスを買ったんだけど、美味しかったよ。へぇ、これが甘酸っぱい恋の味なんだぁ、って思ったよ。嘘だけど。

www.youtube.com

コンフェデにおける国内組率

国内組率が高いのはイタリア代表

コンフェデレーションズカップに参加している8ヶ国のうち、23名のメンバーに占める国内組率が高いのはイタリアとタヒチの95.7%。(23名中22名が国内組)

国内組率が高い順番に並べてみます。

 1位 イタリア、タヒチ(95.7%)

 3位 メキシコ(73.9%)

 4位 スペイン(65.2%)

 5位 ブラジル(47.8%)

 6位 日本(39.1%)

 7位 ナイジェリア(34.8%)

 8位 ウルグアイ(13.0%

日本代表は23名中9名が国内組。ウルグアイは23名中3名しか国内組がいません。

代表選出クラブ数ランキング

代表チームのやり方として、今大会のスペイン代表のように普段から同じクラブでやっている選手を中心にチームを形成するやり方があります。

ということで、代表チームがいくつのクラブから構成されているかまとめてみます。括弧の中は、一番多くの人数を代表に送っているクラブです。

  6チーム タヒチ(ASドラゴンから11人)

  9チーム スペイン(バルセロナから9人)

 10チーム イタリア(ユベントスから8人)

 12チーム メキシコ(クラブ・アメリカクルス・アスルモンテレイから4人ずつ)

 16チーム ブラジル(アトレチコ・ミネイロフルミネンセから3人ずつ)

 18チーム 日本ジュビロ磐田シュツットガルトガンバ大阪FC東京から2人ずつ)

 19チーム ウルグアイ(アトレティコ・マドリーインテルパレルモリバプールから2人ずつ)

 20チーム ナイジェリア(エヌグレンジャーズから3人

日本はメキシコのようになっていくのか、ウルグアイのようになっていくのか。どちらの道へ向かうのが良いんでしょうか。

W杯出場が決まった今だから振り返る ~ザッケローニと日本代表~

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ワールドカップ出場も決まった今だから、振り返りたい。

スタジアムにブブゼラの音が鳴り響いた2010年6月、南アフリカ。
岡田監督が率いた僕らの国の代表チームは、前評判を覆しグループリーグを突破した。決勝トーナメント1回戦でパラグアイにPK戦で敗れたものの、日本代表の健闘に心躍った人も多いはずだ。


2010年W杯南アフリカ大会 日本代表ハイライト - YouTube
この映像を見てSuperflyの曲を聞けば、3年前の記憶が蘇ってくる。いろいろ思い出してちょっと涙出そうになってきた。いかんいかん、今回の本題は岡田監督が率いた南アフリカワールドカップではなく、ザッケローニ体制になってからの日本代表である。(長くなります)

"持ってる男"ザッケローニの日本代表

 岡田監督から日本代表を引き継いだのが、皆さまご存知のアルベルト・ザッケローニ日本サッカー協会技術委員長の原さんが代行監督を務めた試合を除けば、ザッケローニ体制での初陣となった2010年10月のアルゼンチン戦から、先日のワールドカップ出場を決めたオーストラリア戦まで35試合が行われている。
  ※国際AマッチJリーグ選抜との復興支援チャリティーマッチを除く34試合。

重要な目標であったワールドカップ出場を決めたザッケローニ監督の日本代表であるが、サポーターからは不満の声が聞こえることも少なくない。
ザッケローニJリーグを軽視している」、「メンバー固定しすぎじゃないの」、「試合中の選手交代どうなの」、「3-4-3どうなってんの」などなど。
今回はザッケローニのここまでの歩みを振り返って、選手登用あたりのことを考えたいと思う。

本当にザッケローニJリーグを軽視しているのか?

まず、この質問への僕の回答はNO。選手登用に関しては決して100点ではないが、Jリーグ軽視と叩かれるほどではないというのが僕の考え。しかし、テストマッチの使い方だったり、Jリーグで勢いのある選手を招集するタイミングなど、選手登用に関してもっと上手くやれただろうとは言っておきたい。しかし、これはザッケローニというより協会側にもっと要求したいところでもある。
念頭に置いておかなければならないのは、あくまでザッケローニの仕事はワールドカップの出場を決めること。そして、ワールドカップ本番で結果を出すことであるという点だ。
つまりザッケローニは短期的な視点で結果を残すことを求められている。ザッケローニが来年のワールドカップの舞台で活躍できると思う若手選手を招集することがあっても、その先の日本代表で活躍するであろう若手選手を招集することはないということ。来年のワールドカップ以降も続いていく日本代表の将来を見据えて長期的な視点で仕事をするのは協会側である。(短期的な視点、長期的な視点、という言葉の使い方が正しいかについて自信がないけれど僕の本旨は伝わると思うのでこのまま使う)
以上のことを念頭に置いて、もう一度言う。選手登用に関してはもっと上手くやれたはずだ。ということで詳しく突っ込んでいこう。

枠は決まっている

ザッケローニ体制になって、国際Aマッチの試合に日本代表として選手登録されたのは65人。そして、「なんで〇〇を呼ばない? なんで〇〇を使わない?」という不満を持っている人は多いと思う。自国リーグを持つ国のサッカーファンであれば当然だ。
とはいえ、基本的に代表メンバーというのは23人と枠が決まっている。ワールドカップのような公式戦で登録できるのは23人までなのだ。もちろんテストマッチなどでは何人招集しても構わないと思うが、いくら選手を呼んでもピッチに同時に立てるのは11人までと決まっている。枠は決まっているのだ。
Jリーグや海外でプレーする大勢のサッカー選手から23人の選手をチョイスするのが代表監督の仕事であれば、そのチョイスに対して「なんで〇〇を呼ばないんだ!」という不満が上がるのは至極当然のことである。
ザッケローニ監督体制になってから常に名前が挙がっているのは佐藤寿人、最近でいえば豊田陽平柿谷曜一朗。その他にもJリーグでしっかりと結果を残している選手たちが日本代表に呼ばれていない現状があるのは事実だ。とはいえ日本代表に枠があり、活躍している選手すべてを呼べないことも事実だ。それでも、ザッケローニには佐藤寿人を、豊田陽平テストマッチで試すタイミングがこれまでにあったこともしっかり書いておきたい。

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上の画像は、一番左が岡田監督が率いた南アフリカワールドカップのカメルーン戦のメンバー。つまり3年前の日本代表。その隣がザッケローニの初陣となったアルゼンチン戦。その隣が2年前の2011年1月、アジアカップの初戦のヨルダン戦。一番右が2年前の9月、ワールドカップ3次予選の北朝鮮戦のメンバーである。
ザッケローニが2012年6月に始まったワールドカップ最終予選でメンバーを固定して戦っていたのは実際そうなのだが、そこまでに積み重ねた時間があることを忘れてはいけない。
例えば、アジアカップの初戦には松井大輔がスタメン出場している。現在このポジションのレギュラーは岡崎慎司、2番手は清武弘嗣。ちなみにこの二人に定着するまでは藤本淳吾にも出場機会があった。
現在ワントップを任されるFWのレギュラーは前田遼一。2番手はハーフナー・マイク。以前からJリーグで結果を残し続けていた前田は、Jリーグで得点王になった2010年、ザッケローニが監督になってから代表に定着した。ハーフナーも2011年Jリーグで日本人トップの得点をあげて初めて代表に招集された選手だ。ちなみに、アジアカップ決勝でゴールを決めた李忠成も、そのアジアカップで初めて日本代表に招集された選手である。
本田圭佑が絶対的なレギュラーとして君臨するトップ下にも、ザッケローニ浦和レッズ柏木陽介を試していた。実際に本田圭佑が出場しなかったワールドカップ3次予選の北朝鮮戦にはスタメンで出場している。
ダブルボランチの遠藤保仁長谷部誠は岡田監督の時代からレギュラーとして試合に出場しているが、現在その控えとして定着している細貝萌高橋秀人ザッケローニの下で代表初出場を果たした。
ディフェンスラインであれば現在レギュラーの吉田麻也とその控えの栗原勇蔵ザッケローニ体制になってから日本代表に定着した選手だし、伊野波雅彦アジアカップで代表初出場を果たした選手だ。サイドバック酒井宏樹酒井高徳ザッケローニ体制で代表初出場を果たした選手たち。
現在日本代表に定着していないものの、ザッケローニが手元で試そうとした選手は他にもいる。金崎夢生原口元気家長昭博本田拓也増田誓志関口訓充西大伍長谷川アーリアジャスール、柴崎岳。国内組で構成された2012年のアイスランド戦には大久保嘉人石川直宏にも出場機会があったし、柏がリーグ優勝をしたシーズンは、柏から酒井宏樹田中順也近藤直也を招集していた。
2012年4月には国内組だけで日本代表候補トレーニングキャンプもやっている。現在の代表常連メンバーに加えて、岩政大樹徳永悠平森脇良太橋本和山田大記大迫勇也も参加している。このトレーニングキャンプで初めて招集されて代表に定着したのがFC東京高橋秀人
こういった流れを見ていれば、ザッケローニJリーグを軽視してるとは感じないのではないだろうか。Jリーグで勢いのある多くの選手を呼んで、実際に間近で見てみてどのくらいやれるかというものもザッケローニはわかっていると思う。その上で、現在のレギュラー陣のほうが良いと判断しているのでしょう。
とはいえ、佐藤寿人を代表に呼んだものの出場機会を与えなかったヨーロッパ遠征の時のように、もっと上手に選手を試せるだろと思うこともしばしば。
それでも、アジアカップ開催前の2011年1月にGoal.comに掲載されたザッケローニのインタビューどおり、ここまではある程度順調に来ていると言っていいはずだ。

目標は、2014年ワールドカップに出場し、ブラジルでうまくやるだけの重要なチームをつくること。我々はすでにそのために動いている。例えば、すでにアジアカップが始まるし、私は多くの若手選手たちを招集した。チームの平均年齢は25歳にも達していない。これは、良い基盤があること、そして我々がどのように考えているかを示している。

コンフェデレーションズカップ、そしてこれからの1年

今週末からコンフェデレーションズカップが始まる。ワールドカップのプレ大会として、本大会と同じブラジルの地で強豪国と試合ができる経験は価値あるものになるはず。特に、普段のテストマッチが国内メイン、それに加えて強豪国と試合をする機会が少ない日本代表にとっては尚更のこと。
しかしながら、この大会の重要度はそれほど高くはない。もちろんファンとしてはとても楽しみな大会なのだが、この大会で良い結果を残したところで、本大会で良い結果を残せる保証はどこにもない。あくまで本大会に向けて経験を積む大会である。

ワールドカップ出場を決めた今、そしてこれからの1年で気になるのはもちろん誰がワールドカップの登録メンバーに選ばれるのかだと思う。
ちなみに、翌年にワールドカップを控えた今回と同じ状況でコンフェデに参加したのは2001年と2005年。2001年はコンフェデ登録メンバー23人中、15人(65.2%)が翌年のワールドカップメンバーに選ばれている。2005年は23人中、18人78.3%)が翌年のワールドカップメンバーに選ばれた。
おそらく今回も、コンフェデメンバーの8割近くの選手が来年のワールドカップに選ばれると僕は予想している。そしてザッケローニの選手選考を見ていると、ゴールキーパー3人、そして1つのポジションに2人という形で23人を構成するのが基本だ。

GK 川島・西川・権田
CB 今野・麻也・栗原・伊野波
RB 内田・酒井宏樹
LB 長友・酒井高徳
CM 遠藤・長谷部・細貝・高橋
AM 本田・中村憲剛
RW 岡崎・清武
LW 香川・乾
CF 前田・ハーフナー

なんだかこのメンバーを見ていると、来年のワールドカップもこの23人で臨んでいるような気もしてくる…。いや、レギュラー陣の座を脅かす選手たちの存在があったうえで、結果としてこの23人になりましたという流れであれば良いのだが、そうではなくてこのまま変わらず不動のメンバー感を保ったままワールドカップに臨むのだとしたら、それは危険だと思う。

もしもあなたに「〇〇をワールドカップで見たい!」という選手がいれば、その選手と同じポジションの枠にいる選手が座っている椅子を奪う必要があるわけです。例えば、「佐藤寿人豊田陽平が見たい!」となれば現在その椅子に座っている前田、ハーフナー、寿人、豊田で2枠を争うことになります。(もちろんその他の選手にも可能性があるわけだが)
しかし、その枠が増える可能性も存在する。というのは、例えばセンターバックサイドバックを両方できる選手がいれば、その2枠を1人で兼任できるから。そして余った一枠を攻撃的なポジションに使うことも可能である。
そんなことを考えながら、来年のワールドカップメンバーを想像してみるのも楽しいと思う。
山口螢阿部勇樹青山敏弘米本拓司、ワールドカップで見たいボランチが多すぎて……でも枠は限られてるからみんな見ることは出来ないんだなぁ…(^o^;)

追記

今回はザッケローニの選手登用について書いてみたが、インターネット上でザッケローニJリーグ軽視をしているだとか今のチームにザックの色が出てないとかいう話を見るたびに、そんなこともないんだけどなぁと思っていたことを書きたかったのです。僕もすべてに満足しているわけではないですが、大きな不満はありません。もちろん柿谷くんのような選手が、代表合宿で本田や長友のような選手たちからどんな刺激を受けるのか、そこからどんな成長するのかなんてところには物凄く興味があるので、柿谷くんの招集は楽しみです。
そして、南アフリカワールドカップのハイライトを見て思ったのは、オランダ代表のスナイデルファン・ペルシー。あの頃、手の届かない選手たちだと思っていたこの選手たちが、この3年で長友のチームメイト、香川くんのチームメイトになっていました。もちろん、スナイデルファン・ペルシーのようなクオリティを持った日本人が出てきたというわけではないのですが、同じ舞台で戦う選手が出てきています。長友がインテルにいること、香川くんがユナイテッドにいることの凄さを改めて感じました。

普段サッカーのことを呟いているTwitterアカウント→ @football_watter

サッカー日本代表の育て方 子供の人生を変える新・育成論

サッカー日本代表の育て方 子供の人生を変える新・育成論

山口晃に惹かれまくっている

すゞしろ日記

すゞしろ日記

山口晃すゞしろ日記

図書館で借りて読んだのだが、これはいずれ購入して家の本棚に置きたい。そう思わせられた本だった。
山口晃さん、といえば画家、現代美術家として知られているお方だ。そんなに美術や芸術という類のものに造詣が深くない僕でも知っている。
この『すゞしろ日記』という本は、帯で「山口晃のエッセー漫画」と謳われている。日々の雑感やくだらないことを書きながら4コマ漫画のように絵を描いている本、と粗雑に説明するとこんな感じだろうか。

『すゞしろ日記』を図書館で借りたきっかけ

以前、ほぼ日刊イトイ新聞で山口氏の特集を読んだ。
「技術とは、なぜ、磨かれなければならないか。」というインタビュー記事。僕は山口氏の姿を見るのも、話している言葉を見るのも初めてだった。
この記事を読むまでは、あの緻密に描かれた大和絵のような作品を描いた人だという認識でしかなかった。
僕はこの特集を読んで、まず日本語の上手な人だなという印象を受けた。言語化しにくいモノを、とても分かりやすい言葉に落とし込んで丁寧に表現していた。その言語感覚に僕はとても感銘をうけたのだった。
そして、この人の語る日本語をもっと読んでみたいと思い、すぐにググった。
そうして検索に引っかかったのが、「汚れたくなければフロに入るな!?心地よく過ごすための作法指南」というお風呂に関するコラムだった。
これを読んでみると、やはりおもしろい。もう山口氏に興味津々である。
そして、近所の図書館で『すゞしろ日記』をリクエストし、他の図書館から取り寄せてもらった。

山口晃の魅力

ぜひ、この『すゞしろ日記』を読んでもらいたい。
本の中で、山口氏のゆらりとしながらそれでいて芯はしっかりしているような人柄が垣間見られる。とても好きだ。僕はコラムを読んだり、本を読んだりするなかで「水」のような人だなと思った。なんだか透明感があって、ゆらゆら~っとしているのに存在感がある。もう一度言う、とても好きだ。
本の中では「カミさん」と表現されている奥様とのやり取りがとても愛らしい。山口氏だけでなく、奥様のキャラクターもとても魅力的で、さらに奥様の描く絵もかわいくてすごく良い。あのような夫婦の関係性というのは、素敵だなと思う。
いろいろとここが良いよね、あそこが良いよね、と喋りたいので是非あなたにも読んでほしい。

山口氏の日本語に感化された風にいえば、すごく「シヤワセ」な本だった。

山口晃作品集

山口晃作品集

早く寝ようと思う

頭のなかがすごく不安定だ。
自分の状況とか色んなことを考えると吐きそうになる。
常に考えてはいるから普段逃げてるわけではないんだけど、たまに大きな不安というか自分の置かれた状況に対する慙愧の念みたいなものに襲われて。
こういうときは頭の中の考えと現実に折り合いをつけて上手く立ち回れる人が羨ましくなる。僕はたぶんそういうところが不器用だから。そんな時に音楽や映画が助けてくれる。そして誰かが助けてくれる。人が生きてるから僕は寝ようと思う。明日も起きようと思う。
早く恩返しをしたい。みんなに僕ちゃんと生きてますよって言いたい。僕は何がしたいんだろうって、いつもそればかり考えていたけど、たぶんこれが出来ればいいのかもしれない。
何がしたいかなんて問いに対する答えはたぶん出なくて、これからもずっと考えながら生きていくのだろうということは分かるのだが、少しでも自分のやりたい方向に、自分のやりたいことが見つかりそうな場所に向かいたくて、今日も膝を抱えている。そして慙愧の念でいっぱいになる。

小さな映画館で『舟を編む』を見た話

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 お客さんの年齢層の高さ

今日は吉祥寺バウスシアターで映画『舟を編む』を見てきた。
まずは映画館の話をしたい。この吉祥寺バウスシアターは、すでに映画館の主流となったシネコンとは違い、3スクリーンしかないこじんまりとした映画館だ。昔ながらのという雰囲気。外観も少し寂れた感じがする。
僕は今回初めてこの吉祥寺バウスシアターに行った。嬉しいことに月曜日はメンズデーということで1000円で映画が見られる。そんなシンプルな理由。午前11時からの『舟を編む』を見に行ったのだが、席は半分くらい空いてたかな。月曜日の午前中だしまぁそんなものだろう。
映画館に入って、まず驚いたのは年齢層の高さだ。基本的に50代~70代くらいの方が多いように見えた。20~30代の若い人は僕を含めて指で数えられるくらいしかいなかったと思う。小さい頃からシネコンで映画を見てきた僕にとっては、未だかつてない年齢層の高さだった。(月曜日の午前中という要因が大きいにしても)そして、この年代の人たちが『舟を編む』のような作品を見に来るんだなということも驚きだった。椅子に座り、劇場の明かりが暗くなるまで「まぁ三浦しをんのベストセラーが原作だからかなぁ」そんなことを考えていた。

よく笑うご老人たち

映画が始まりスクリーンに意識を集中しようとすると、周りの音が気になり始めた。前方に座っているおじいちゃんの「カーッ!」とたんを切る音。後ろに座っているおばさんのクククという笑い声。後ろにいるおじいさんのハハハという笑い声。僕は「これは映画に集中できないかもしれない」と思った。
しかし、すぐにその不安はどこかへ行ってしまう。「おじいちゃんたちもこの演技を見て笑うんだな」「ここで笑うのかよww」という発見が面白くなってきたのだ。自分が笑うタイミングとおじいさんの笑い声が聞こえてくるタイミングが重なるとなぜか嬉しくなったくらいだ。
映画の作り手側が演出をした笑ってほしいポイント全部に反応してるんじゃないかと思うほどに、ご老人たちはよく笑っていた。おそらくシネコンで『舟を編む』を見たらこんなに笑いで沸く回数は多くないと思う。ご老人たちはこの映画を僕よりも楽しんでいた。自分のタイミングで好きなように笑えばいいんだという空気がそこにはあって、僕もご老人たちと一緒にその空気を楽しんだ。もしかすると、月曜日の午前中から『舟を編む』を見に来るようなご老人たちだからこそなのかもしれないが、感情表現の豊かさに感心してしまった。
そして映画後半の泣けるシーン。前半は笑いに沸いていた劇場の空気も、物語の流れとともに張り詰めていく。僕はスクリーンを見つめながらジーンと来ていた。ふとスクリーンから少し視線を下げると、おじいちゃんの姿が視界に入った。といっても、斜め後ろから見ているので表情はよく見えない。暗くてそのシルエットしか見えない。でも、そのおじいちゃんがハンカチで目頭を押さえているのは分かった。その姿を見て、涙が出た。僕はおじいちゃんと一緒に泣いていた。

小さな映画館で見て良かった

まだ見てない人のためにも映画の中身についてはほとんど触れていないが、人にもオススメできる良い映画です。ただ一つだけ書きたい。
映画の中で加藤剛さんと八千草薫さんが夫婦役を演じている。そして、おじいちゃんとおばあちゃんになっても素敵な夫婦の関係を築いていることを表現するシーンが何度か出てくるのだが、そのシーンがすごく良い。あのおじいちゃんは自分を映画の中の夫婦に重ねていたのかもしれない。まさか映画を見に行って、映画以外のところで泣かされるなんて思ってもいなかった。町の小さな映画館で見て良かった。
これから『舟を編む』を見るという方は、小さな映画館で見るのも悪くないかもしれません。

舟を編む

舟を編む



映画『舟を編む』予告編 - YouTube

狂うことは生きること

 狂ったようにサッカーの試合を見るようになって、もう10年くらいになる。僕はサッカー好き? いや、サッカー狂いと云うのが正しいかもしれない。最近は少しチェックする試合数が減っているが、以前はスカパーで放送される試合を当たり前のように全試合チェックしていた。年間で500試合くらいだろうか。テレビの電源がONになっているときは、常にサッカーの試合が映し出されているような具合だ。
 そんなサッカー狂い、サッカーをやっていたと思われることが多いのだが、少年時代に熱中したスポーツはバスケットボール。当時はバスケ狂いであった。小学校4年生のときにミニバス(ミニバスケットボール)チームに入り、高校に入学するまでの6年間はバスケ中心の生活を送っていた。当時、我が家のスカパーで契約していたのは現在契約している欧州サッカーパックではなく、NBAリーグパス。NBAの試合をビデオテープに録画し、何度も見る。家で見た超一流のプレーをイメージしながら、体育館で練習に励む。そんな毎日だった。
 そんな少年時代のことを思い返すと、NBA狂いの少し前はお笑い狂いであった。NHKで放送されていた『爆笑オンエアバトル』というネタ見せ番組を毎週欠かさず録画しては、何度も繰り返して見る。特に好きなお笑い芸人のネタなんて両手で数えられないくらいに延々と見続けた。さらには地上波のお笑い番組では飽きたらず、これまたスカパーでよしもとファンダンゴTV(うろ覚え)という吉本興業のチャンネルで、ネタ見せをするお笑い芸人を追いかけ笑い続けていた。
 こう振り返ると、常に狂っているのが僕だ。好きなものには狂ったように情熱を注ぐ。オタクというヤツだ。よく好きなものの話をすると、<広く浅く>または<狭く深く>という2パターンに自分を分類する人がいる。僕は当時から<広く深く>そして<狭いとこは限りなく深く>という感じであった。そのオタク気質は今でも変わらない。長くサッカー狂いであるが、その間も配信狂い、MAG狂いというように並行して違うものにも情熱を注いだ。そのおかげもあって、これまで生きてきて「暇だなぁ」と思ったことがほとんど記憶にない。僕の視線の先には常にその時追いかけている <なにか>が存在している。つい2日前も、奇跡的な幕切れをした試合を見て早朝にもかかわらず狂喜乱舞した。これだからサッカー狂いはまだまだ醒めそうにない。

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